2024年7月26日NETFLIXで配信されたワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜を観ました。
この映画は、パンデミックの影響で撮影が遅れ、韓国での劇場公開も延期されて、ようやく今年公開されたんですよね。
日本でも公開されるの待っていたのですが、劇場公開という形ではなく、予想外にNETFLIXでの配信となりました。
早く観れるのは嬉しいですが、映画はやっぱり劇場で見たい気持ちもあって少し残念・・・
とはいえ、豪華キャスト陣が揃いに揃ったこの映画、楽しみにしない訳がない!
ということで、韓国映画「ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜」の視聴感想をお届けします。
ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜 基本情報
タイトル | ワンダーランド あなたに逢いたくて (원더랜드/WONDERLAND) |
ジャンル | SF・ヒューマン |
演出 | キム・テヨン、ミン・イェジ |
脚本 | カン・イグァン、キム・ビョンソ |
主要キャスト | タン・ウェイ、ペ・スジ、パク・ボゴム、チョン・ユミ、チェ・ウシク |
公開日(韓国) | 2024年6月5日 |
日本配信開始 | 2024年7月26日 |
配信先 | NETFLIX |
初めて知ったのですが、演出を担当されているキム・テヨン監督の奥さんがタン・ウェイさんさんなんですね。びっくり!
ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜 簡単なあらすじ
亡くなった人や昏睡状態の人を人工知能によって復元。復元された人々と、ビデオ通話を通じて再会できるサービス「ワンダーランド」。そんなワンダーランドを利用するのは、幼い娘を残して亡くなってしまった母親(タン・ウェイ)、昏睡状態の恋人が目覚めるのを待つ女性(ぺ・スジ)など。
ワンダーランドという画期的なサービスのおかげで失った人への喪失感を感じずに生活する毎日だがそんな生活にも、だんだんと歪みが生じてきて・・・。
ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜 登場人物
バイ・リー役|タンウェイ
母親と幼い娘を残して死んでしまったバイ・リー。仮想空間上で考古学者として働く。AIとして生きるバイ・リーだが、生きていた時の記憶が断片的に蘇ったことが原因で、ワンダーランドのシステムに不具合を生じさせてしまう。
ジョンイン役|ペ・スジ
昏睡状態の恋人が目覚めるのを待ちながらも、ワンダーランドを利用して仮想空間でAIの恋人と会話する客室乗務員。以前とは違うぎこちない態度の恋人と、仮想空間での完璧なAIの恋人と比べてしまい、思い悩む。
テジュ役|パク・ボゴム
昏睡状態から目覚めた男性。ジョンインの恋人。長い間昏睡状態だったため、以前とは全く違った人格となっている。自分への気持ちが冷めていくジョンインを前にし戸惑いを隠せない
ヘリ役|チョン・ユミ
ワンダーランドを作った女性。亡くなった母親や父親もAIによって仮想空間で復元させている。
ヒョンス役|チェ・ウシク
ヘリの助手。ヘリのことが好き
AIソンジュン役|コン・ユ
仮想空間上で生きるAI。現実と仮想空間をつなぎながらトラブルがあれば解決する役割を持つ。
ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜 辛口感想
正直言ってよくわからなかった(涙)
予備知識なく、なんとなく面白そうだからという理由で見たら、全く訳がわからないかもしれません。(私の理解力がないだけ?)
物語の筋書きも、この映画を通して何が伝えたかったのかも、私には理解できなくて、あまり共感できる要素がなかったというのが本音です。
キムテヨン監督としては、「近未来を背景とした題材にしながら、人間の感情を扱おうとした」ということのようでしたが、そこまで人間の感情を掘り下げて描いているようには個人的には感じられなかったです。
ヘリがワンダーランドを作った背景ももっと知りたかったな・・・。
ワンダーランド モヤモヤが残る疑問点
私が単に把握していないだけか?
とにかく物語が進んでいく上で疑問に思うことが山盛りで、そこばかりが気になってしまいました。
- コンユは一体何者で何の役割があるの?何でタンウェイのところにだけ現れる?
- ワンダーランド仮想空間の住人は、生きてた記憶がある人と、無い人がいるの?
- ウシクの父親の話、物語を進める上で必要だった?
- ヘリがワンダーランドというシステムを作った意図は?
ワンダーランドというサービス自体が明確にこうだと提示されているわけではないので、物語の後半はもはや何でもあり?という印象さえ受けてしまいましたね・・・。
豪華キャストの演技や、美しい映像、音楽は見どころ
とはいえ、タン・ウェイパートの、異国の地の美しさや壮大さなど、映像美は目で見て十分に楽しめましたし、近未来的な演出や音楽も新しさを感じてそこは良いなーと思いました。
あと、やっぱりスジちゃんが好きです。惜しみなくスッピン?に近い姿で演じてくれるので、興醒めせずに物語に没入できます。
仮想空間での恋人と、現実の恋人の間で気持ちが揺れ動いて悩めるジョンインの気持ちがこちらにも伝わってきて思わず、自分がジョンインと同じ立場だったら、どうするだろう?って考えてしまいました。
そして、ボゴミーこと、パク・ボゴムのとびきりの笑顔は、癒し効果絶大でした!
AIの時や昏睡状態に陥る前のテジュと、意識が戻ってからの変化の演じ分けもうまいなーと思って見てました♪
まとめ
AIで死んだ人を復元させて再会できるという題材はすごく興味深くて面白そうな内容だけに、ヒューマン映画の醍醐味である、登場人物の心情や、感情変化など、もっと感じさせてほしかったです。
もし、本当にAIで死んだ人を甦らせることができるサービスがあれば自分だったらどうするかな?ということを考えてみたのですが、結局のところ死んだ人をAIで復元させても、寂しさを埋めることはできないだろうなーと思いました。
寂しさよりも虚しさが大きくなりそう・・・
2時間の映画にするよりも1話完結のオムニバス形式のドラマでも良かったかも?な映画でした!今からでも全然見たい(笑)
最後に、視聴される際は、事前にあらすじやある程度の登場人物の背景、ワンダーランドとは?という点を把握しておくことを強くおすすめします!
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